Penguin Cafe Orchestraについて

Penguin Cafe Orchestraは、イギリスの作曲家Simon Jeffesによって結成された楽団。
1976年に、ブライアン・イーノのオブスキュア・レーベルよりアルバム「Music From The Penguin Cafe」でデビュー。
オーケストラは必要な時に応じて集合すると言う固定されない自由なグループの形態をとる。
民族音楽や現代音楽などをベースとし、主にアコースティック楽器を中心に用いて作られた音楽は、1980年代に「環境音楽」として人気を集める。

1982年の来日ではかねてから望んでいた坂本龍一氏との実験的スタジオセッションが実現し、矢野顕子さんの声を加えて「THE Snake and THE Lotus」という曲が誕生した。後にアルバム「Broadcasting From Home 」では同曲をPenguin Cafe Orchestraとしてアレンジされ「心風(HEARTWIND)」として収録される。

※なお、このセッションでレコーディングされたオリジナルのTHE Snake and THE Lotusは、坂本龍一のCM曲やTV番組曲などを集めたベストアルバム「坂本龍一 Works II – TV & Inst 」に「Snake & Lotus」として収録されている。もちろん矢野顕子さんの声入り。

また、坂本龍一氏のアルバム「音楽図鑑 」に収録された「REPLICA」にもSimonは作曲とcuatroの演奏で参加。

1997年、Simon Jeffesは脳腫瘍のため他界。

2009年には、Simonの息子であるArthur Jeffesによって「Penguin Cafe」として活動開始。2011年には新生Penguin Cafe名義でアルバム「Matter of Life… 」をリリース。